2012年04月14日

北朝鮮のミサイルをどう迎え撃つか 2

今回のニュースでもよくきくイージス艦とかPAC3(パックスリー)とかだけど、

これらは基本的にミサイル防衛のためにあるものだ。

流れでいうと、敵ミサイルが飛んできたら、第一段階として海上のイージス艦から

迎撃ミサイルを発射し、それで撃ち漏らした敵ミサイルを第二段階として

陸上のPAC3ミサイルで撃ち落とすという二段構えになっている。

イージス艦の迎撃ミサイルの射程距離は1200kmと広範囲で少ない数でも

日本列島をカバーできるんだけど、陸上のPAC3は射程はわずか20kmしかない。

PAC3を日本海側の陸上に配備するにしても、事前に敵ミサイルがどこを狙っているのか、

わかるはずもなく、配備にも時間がかかるので、もし完全にそなえようとすると

何百か所も配備しなくてはいけなくなって難しいのだ。

(射程が短い→防御範囲が狭いため)

だから現状ではイージス艦が頼りの状況なんだけど、今アメリカが開発中の

THAADだと射程が250kmと格段に長く、3~6カ所の配備で日本全土を防御エリアに

することができるという。

まあ、こんな感じでミサイル防衛というのは現在発展系のものなんです。

人によっては「当たらないんじゃないの?無駄だよ」という考えの人も多いけど、

私はこのミサイル防衛の技術おおいに発展させるべきだと思う。

ミサイル防衛は軍事技術としては最高度のもので難しい点が多々あるのにもかかわらず、

なぜそう思うか。

それは、たとえこちらが弾道ミサイルを持っていたとしても、抑止力になったり、反撃することは

できるけど、国土における甚大な被害は防げないからだ。

私はミサイル防衛推進派であるということだ。

同時に抑止力保有派でもある。









Posted by 古恵良 元 (こえら はじめ) at 19:20│Comments(0)
 
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